前野咲希 (ヴァイオリン)
6歳よりヴァイオリンを始める。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学を卒業。
在学中に参加した、クールシュベール夏期国際アカデミーならびにプラハ音楽院マスタークラスでは、ファイナルコンサートに出演し好評を受けた。その後、海外音楽大学派遣助成オーディションに合格。東京国際芸術協会より全額奨学金を得て、チューリッヒ音楽大学マスタークラスを受講。ルドルフ・ケールマン氏に師事。
2009年、Worshipful Company of Musiciansより奨学金を得、英国王立音楽大学に入学。2011年、同大学の修士課程を修了。同大学在学中に、ヴァイオリンをラドゥ・ブリダール氏、バロックヴァイオリンをルーシー・ルッセル氏に師事。
近年では、第2回ウクライナサマーアカデミー・チェルニーゴフフィルハーモニー交響楽団コンチェルトマスタークラスを修了。ウクライナ国家芸術家であるニコライ.スーカッチ氏指揮により同楽団とバルトーク作曲ラプソディー1番を協演した。その演奏が評価され、2012年、ウクライナチェルニーゴフフィルハーモニー交響楽団定期演奏会に招聘された。また、同年夏にモーツァルト作曲ヴァイオリンコンチェルト5番を共演。
日本では、永峰大輔(指揮)とモーツァルトのロンドハ長調やメンデルズゾーンのコンチェルトを共演。
また、2009年に、1回目となる東欧の作曲家の曲を中心に構成したリサイタル、2016年に、2回目となるフランスの作曲家を中心に構成したリサイタルを行い、年に数回、サロンコンサートを行うなど、ソロ、オーケストラ、室内楽の演奏活動を行い、そのレパートリーを着実に広げつつある。
今までに、ヴァイオリンを森下幸路、篠崎功子、ラドゥ・ブリダール、室内楽を和波孝禧各氏に師事。